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また、Mは顧客サービスの構成要素を掲げています。
これらから、顧客サービスは物流サービスより広い概念であることがわかります。
顧客サービスについて次のように考えます。
経営は、人的・物的・財務的・情報的資源を使って製品と顧客サービスを産みだし、顧客価値を創造(顧客満足)していきます。
この顧客サービスにはマーケティング・サービスや経営・技術・情報サービスの他にロジスティクス・サービスがあると考えます。
このロジスティクス・サービスは調達、生産、販売、物流などを統合したロジスティクスが産出するサービスです。
そしてロジスティクス・サービスは顧客に商品の利用可能性の保証(Avai-lability)をすることです。
すなわち、顧客が欲する商品があること(品揃えの保証)顧客が欲する時間内に商品が届けられること(納期・配送の保証)顧客が欲する品質であること(品質の保証)顧客が欲する情報があること(情報の保証)など顧客のロジスティクスニーズを満たすことといえます。
一方、物流サービスとは何か。
物流サービスは物流システムが産み出すサービスで物流の本来の役割から、配送(場所)や納期(時間)を保証するサービスと考えます。
したがってロジスティクス・サービスは当然のこととして物流サービスを包含しているといえます。
わが国では顧客サービスとかロジスティクス・サービスという言葉はあまり使われていなかった。
わが国の代表的企業は、物流サービス要素についてどのようなものを考えているか。
これらをまとめると物流サービス要素はおよそ、品揃え、受注締め時間、納期、受注単位、納入頻度、時間指定、緊急出荷、物流品質、情報提供、店入り条件などです。
これらから、わが国の物流サービスはロジスティクス・サービスにかなり近いものであったように思われます。
わが国では長い間、欧米諸国と違ってサービスはタダという考えが強かったが、物流環境の変化によって物流サービスに関して新しい動きがでてきた。
つまり、物流サービスそのものを、市場メカニズム、価格メカニズムが働くようにする動きが出てきている。
市場メカニズム、価格メカニズムが働くということは、物流サービスの価値が需給関係で決まったり、あるいはコストの裏付けを意味していることであり、これはある面では当然のことといえます。
とくに例外運送、緊急輸送など「イレギュラーな輸送」に対するコスト負担の適正化が叫ばれており、荷主、流通業者、物流業者、消費者もこれについて真剣に考える時期にきているものと思います。
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